Other||Yoichiro Noboru

A history of bacter:2020.1〜2020.12

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その年に制作されたbacter作品を振り返る「A history of bacter

3密」が流行語大賞になった2020年は、bacterも例に漏れずコロナの影響でイレギュラーな運営を余儀なくされましたが、そんな中でも7作品を発表することができました。

それでは、今年も1作品ずつ振り返ってみましょう。

2020 New year movie

エレファントストーンでは毎年恒例の「年賀ムービー」。

2020年の年賀ムービでは、2011年に創業してから4回も移転しているエレファントストーンの、歴代オフィスがあった土地で撮影。グリーンバックを用いて、撮影箇所が変わっても1カットで撮っているような映像に仕上がっています。

年初めだからと言って未来のことばかり考えるのではなく、時には過去を振り返ってみる。一見すると逆説的ですが、過去の延長線上にある現在を再認識することで、また違った未来が見えてくるのかもしれません。

PLAYGROUND×bacter

弊社ディレクター山部の幼馴染がオーガナイザーを務めるイベント『PLAYGROUND』のダイジェスト映像です。

Adobe Premiere Proの機能「エッセンシャルグラフィックス」を用いており、見ていて小気味好いテンポでグラフィックが動きます。

鼓膜をくすぐるような重低音、熱気でムンムンな観客たちの温度感など、まるでクラブ内にいるかのような臨場感が映像から伝わってきます。

センチメンタル・ジャーニー

PLAYGROUND』に出演したアーティスト、またオーガナイザーによる「製作者としての意図」を深掘りしていくドキュメンタリー映像。音楽に限らず、何かを一から創り上げることの大変さ、楽しさを知る人にとっては共感できる部分があるのではないでしょうか。

野崎りこん “空を分かつ feat. tedeo (Official Music Video)

野崎りこんさんが20198月に発売した2ndアルバム『Love Sweet Dream LP』より、『空を分かつ feat. tedeo』のMVを当クリエイティブチーム/メディア bacterで製作。ファンの方からも「MV化してほしい」という要望が多かった楽曲でした。

「漠然とした別れ」というテーマを叶えるためにも、MV中には野崎りこんさんご本人も出演。「友人との別れって、たしかにこんな感じかも」と思えるような、平たく言えばエモい気分になる本作品。ファンの方からも「イメージ通りだった」という嬉しい言葉が届いております。

俺 「薔薇ード」~6分間息継ぎ無し~【フルMV

2016年に彗星のごとくTwitterに現れ、愛されるナルシストとして支持を集めている「俺」さん。ファーストシングルとなった「薔薇ード」は、「俺」さんが6分強ある楽曲をたったの一息で全て歌い切った前代未聞の楽曲となっています。

ご本人曰く、「これは有名な話しかもしれないけど、300年くらい前からトレニーングを続けていて、400年は一息で歌い続けることができるんだ。だから、6分間は俺にとっては一瞬にすぎないんだよ。」とのこと。

……ツッコミたい気持ちも分かりますが、Dont think, feel.で、本作品をご覧いただければ幸いです。

ボウガイズ 「南極」MV

東京を拠点にして活動するラップグループ『ボウガイズ』の「南極」という曲のMVです。

この曲に限らず、曲を聴いて感じる取るメッセージは人それぞれです。このMVでは、監督を務めた今津なりの解釈を映像に落とし込みました。

「南極」というタイトルとは裏腹に、渋谷を中心に描かれる本作品ですが、「冷たく、外界とは分け隔てられた空間」という南極に通じるものが伝わってきます。あなたは、この作品からどのようなメッセージを感じ取りますか?

Soigne YOUR HANDStudio Live Ver.

東京発女性ボーカルジャズバンド「Soigne(添い寝)」の新曲「YOUR HAND」のStudio Live MVを制作しました。

また、「音楽×サーカス空間」をテーマとして活動するイベント集団「Circus Night」と空間演出でコラボ。日本家屋で繰り広げられる幻想的な映像に仕上がりました。

「お風呂にも入ってもう寝るだけ」状態の夜に部屋で聴きたい、うっとりするような音楽です。

さいごに

2020年に公開された全7作品をご紹介しました。

コロナの影響で思うように制作ができない状況になった時期もありましたが、そんな中でも社員一丸となって、周りの方の協力もいただきながら作品を生み出すことができました。bacterに関わってくれた皆様にこの場をお借りして、お礼申し上げます。

また、内輪話ではありますが、エレファントストーンの「bacter運営委員会」なるものが再編されたこともあり、2021年からは新しいbacterをお届けすることができそうです。

新着情報はTwitter(@bacter_esにて発信していきますので、チェックしてもらえると幸いです。