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A history of bacter:2017.7〜2018.12

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2017年7月にスタートしたbacter。
これまで公開してきたのは全20作品以上。
そして、それらをひとつにした『Organism』。

 

映像のテーマ、表現手法、制作した人、どれも異なる作品たち。

 

その異なる作品を集めて一つの映像を作ってみたら、
単なる寄せ集めではないどこか統一性を感じさせる作品が生まれました。

 

 

それはきっと、
クリエイターそれぞれが持つ個性、創造性を発揮する
クライアントワークではなく、自由に好きに映像を作る
新たな作品を生み出していくLabo(実験室)
として、bacterが存在していたから。

 

スタートから約2年半。

 

今こそあえて原点に立ち返ってみることが、
この先もbacterを継続して成長させていく上で大切なのかもしれません。

 

今日は、これまでbacterを作り上げてきた
1作品1作品を振り返っていきたいと思います。

 

STIMULUS

Tetsuya Yamabe

bacterは、この作品からはじまりました。

冒頭でもお伝えした通り、bacterはエレファントストーンに在籍するクリエイターが、クライアントワークではなく、自由に好きに制作した「映像コンテンツ」をメインに掲載するメディア。

そんなメディアは他に類を見ないかもしれません。通常業務とは別に時間を設け、夢中になって好きな映像を作る。その体験は、クリエイターにとって楽しく刺激的なものです。

それが観る人や制作に関わってくれた人たちにとっても、刺激を感じてもらえるようなものだったら最高!そんな想いを込めた「STIMULUS(刺激)」。

退屈を捨てよ、街へ出よう

Junki Mine

2017年夏の制作当時、購入を検討していたデジタルシネマカメラ「RED SCARLET-W 5K」のテストとして撮影をしたムービー。

主人公の女性が鎌倉の街を巡り、走り抜けるというシンプルな枠組み。スピーディーな描写の中で街の魅力を感じてほしいです。

THE 4TH KIND Non VR360 ver

Akihiro Yamaguchi

VR360動画に一石を投じるべく作られた実験的挑戦的ミュージックビデオ。360度カメラで撮影した映像をあえて平面の映像で見せたアート映像作品です。

制作当時に導入した最新VR360度カメラ「Garmin VIRB 360」のカメラテストも兼ねて撮影しました。

チャンネルNo.1

Keisuke Sugano

桶田知道の1stアルバム『丁酉目録』の中の1曲「チャンネルNo.1」のミュージックビデオ。

人を食ったような捉えどころのない歌詞から映像のモチーフとなるテレビを引っ張り出し、曲のイメージに即した場所を用意。そしてそこに桶田本人に出演してもらった作品です。

UNKNOWN LOVERS

Eiki Yasuda

SF・ホラー要素を含んだ映画を撮りたいという想いからはじまった作品の予告編。

新作DVDの撮影で海へやってきたグラビアアイドルの「森岡」は、何かに呼び寄せられるかのように撮影現場を離れてしまう。

そこで地球外生命体と接触し、人間ではない何かに変わってしまうのだったー。

バカにされても

Junki Mine

「旅と音楽」2ndアルバム収録曲「バカにされても」のミュージックビデオ。

一生バカにされる花になりたい。「恵まれてる自分」と向かい合い、もがきながら紡がれる等身大のリリック。

ほとんど歌を歌った経験も無いところからいきなりHIP-HOPを始め、1年足らずで会社のプロジェクトでアルバムを出すに至った彼のキャリアは、一言で「恵まれてる」。

しかし彼は今回のこのアルバムを最後に、会社のプロジェクトという形を捨て、何の看板も背負わず自分の意志で音楽活動を始めることとなる。そんな彼の「これまで」と「今」を捉えた作品です。

TWO DAY TRIP IN SAWARA BY HOSTEL Co-EDO

Keisuke Sugano

千葉県佐原にある、『HOSTEL Co-EDO』とコラボレーションをしたプロモーション映像です。

『HOSTEL Co-EDO』に泊まりたいと思っていただくために、日帰り観光地として認識されがちな佐原の街を、数多くの体験や、観光資源を見せることによって”1日では回りきれない滞在型観光地”として新たに認識してもらおうという趣旨のもとで制作されました。

CONTACT DESIGN

Tetsuya Yamabe

渋谷・神泉にあるセレクトショップ「R for D」が提案する、多様な服・ジャンルレスな着こなしを表現した映像作品。テーマは「ジャンルレスなファッションから描く多様性」。

映像は、ファッションを探る主観と客観、他者から受ける影響による変化を、お店のグリッドレイアウトを活かし、服に囲まれた架空のランウェイのイメージで撮影しています。ブランドをミックスしたリアルな提案と共に、服を纏うこと、影響を与え合う可能性など、ファッションの多様性と楽しみを、変わる視点やストーリーで描いています。

Same old stuff, different day.

Mitsuru Onishi

CGを中心に担当しているエディターたちによる映像作品。
映像を作る魅力は、「今までにないもの」「新しい世界観」「現実では起こりえないこと」も表現できることです。普段の何気ない世界が、「こんなことができるかもしれない」と思うだけで新しい1日になるかもしれない、という想いで制作しました。

citrusplus  1st single『fall』MV

Tetsuya Yamabe

奥渋系フューチャーポップユニット・citrusplus(シトラスプラス)とbacterがコラボし、彼らの1st single『fall』のMVを企画・制作しました。(※掲載映像はディレクターズカット版)

出演モデルにはRADWIMPS、水曜日のカンパネラなどアーティストMVやライブに出演実績もあるコンテンポラリーダンサー・水村里奈を起用。楽曲が示す、「静」と「動」をしなやかに表現しています。

 

今日はスタートから2018年までの作品をご紹介しました。
2019年以降の作品は、次の記事「A history of bacter:2019.1〜2019.12」をご覧ください。